ISO・SDGs

ISO14001

 中央鍍金工業共同組合は、都内住宅地域に分散していた公害発生型の電気鍍金とその関連企業を、 東京都の指導により無公害化、リサイクル推進の基本理念をもとに昭和52年に現在地に集団化したものです。
中央鍍金工業協同組合の京浜島進出20周年を機に創業の理念に基づいて、地球環境への負担を継続的に改善するための環境管理システムISO14001を 認証取得致しました。協同組合としての認証取得は世界で初めてとのことです。
創業以来の基本理念にもとづき、次のような方針にしたがって地球環境の保全につとめています。
組合員各社の生産活動に関わる環境影響を認識し、環境管理システムを構築して人類にとってかけがえのない 地球環境への環境負荷を軽減しています。
環境管理システムの展開活動に際し、組織に要求される関係法規、法令等を遵守するとともに、 汚染の予防に努めています。
組合員各社では環境管理システムの規定に従って節水、リサイクル型の工程をし、工場排水は適切に分別し、 必要ならば分別排水の一次処理を行っています。
組合員各社は、整理整頓を推進して工場内の作業環境の改善につとめ、同時に定期的に組合敷地周囲の 清掃を行い、周囲のアメニティを改善しています。
共同処理センターは、組合員工場からの排水の水質と量を監視の上、集中的に無害化処理した上、下水道に放流して 創業以来行っているクロム酸のリサイクルを推進しています。
すべての業務にともなう廃棄物とエネルギーの削減に努めています。
上記の項目を実施するため、環境目的及び目標を設定し、行動計画を策定・実施した上、定期的に見直しを行っています。
環境方針は、事業活動の変化、法律の改正、社会情勢の変化などに対応して見直しと改訂を行っています。
組合に所属する全従業員の環境方針の理解と環境に関する意識向上のために、環境方針を文書化して周知徹底しています。

ISO9001

 中央鍍金工業共同組合は、先に取得した環境国際規格ISO14001に加えて品質国際規格ISO9001の取得を目指して参りました。
全組合員13社のうちすでに単独で取得済みあるいは取得準備中の組合員を除く7社に中央鍍金工業共同組合共同処理センターを加えた8事業体により、2000年5月にキックオフし、参加企業の総力を結集して、品質システムの構築を目指してきましたが、2001年3月の本審査を経て、認証取得することができました。
前回のISO14001認証と同様に、企業集団としての認証取得はわが国では前例がないと言われています。
現在、品質国際規格ISO9001(2015年版)での運用をしています。 

 SDGs

弊社は中央鍍金工業協同組合の一員としてISO活動を取り組む事により、SDGsへの取り組みを積極的に進めています。

・めっき工程で使用される水はクローズドシステム等により徹底的な節水に努めております。

めっき工程より排出される排水は総て中央鍍金工業協同組合共同処理センターにおいて

法律に則った処理をされ下水道へ排出されております。

・めっき工程で使用されているクロム酸が含まれている排水は共同処理センターにおいて

回収処理がされてほぼ100%がクロム酸の原料メーカーへ売却されております。

また、排水処理の工程で排出されるスラッジは総て有価資源として精錬所へ売却されております。