ご挨拶

ご挨拶

 昭和34年5月、大田区西六郷2丁目において独立創業いたしました折、設備も小さく資金もないめっき企業の経営にいったいどのような信念で取り組んでいったらよいのか、という基本的な姿勢を明確にする必要に迫られました。
これは、会社名をどうするかという事とも関連しておりました。
今は吹けばとぶ様な企業でも、全力を尽くしてさえいれば、いずれかはささやかながら社会に貢献できる様になるのではないか-その様な考えの中から得た結論が、「製品に誠意を尽くす」と言う事でした。
この事をしっかりと肝に銘じておこう-そこで会社名も誠鍍金工業所と名付け、この信念を会社の基本理念として現在に至っております。
同時に、将来存在価値のある企業として生き残っていく為に、どの様な方向付けをすべきか暗中模索しておりました。
たまたま保谷硝子様が新たに照明部門を設け、その開発時にお取引が生じ、シャンデリア、ブラケット等のめっき加工の比重が高まって参りましたので、以後、照明器具のめっきに意欲を燃やし、独自のめっき技術等の開発に力を入れて参りました。
 中央鍍金工業協同組合の一員として昭和52年8月、 東京都の高度化資金の適用を受け、完全公害防止を果たすため東京湾臨海工業地帯である京浜島鍍金工業団地内に工場を建設しました。
緑の多い工場で、完全な公害防止、良好な作業環境、生産の合理化をはかり、社員一同が社業に専念致しております。
これからも皆様のご愛顧に報いられますよう努力を積み重ねて参りますので、一層のご指導、ご支援の程お願い申し上げます。

代表取締役社長  入内島 巖